【スパイの妻】感想!映画好きが好きな映画。長回しに惚れぼれ

雑記

いやぁ、良かったな。

スパイの妻。

色々いいたいのですが、ひとまず見るべきポイント3つあげときます。

見てほしい。

街中の長回しが豪華

二人が買い物に出かけるシーンの長回しです。

追われる優作は、警戒しながら大通りを横切ります。注目は、彼の歩調に会わせて動いていくカメラワーク!彼の背景に写る人々や町のセットを贅沢に使った空間の表現が面白かったです。

一番印象的だったのは、兵隊の行進。

まず、主人公が画面を右に向かって歩いていきます。ちょうど画面の奥の方で隊列を組んでいた兵隊たちも右に向かって行進していきます。

隊は一度、建物の影に隠れます。しかし、ちょうど主人公が車道を渡ろうとするとき、画面の奥からやってきて主人公の行く手を阻むようにずいっと画面の手前に出てきます。

一度画面の奥に消えた隊列が手前に帰ってくることで、奥行きをぐっと感じました。こんなに自由に空間を使えるなんて!こんな演出があるなんて!しかも、兵隊が付きまとってくるように見えることで、追われている緊張感がより伝わりました。

技が光ってます。光りまくってます。

でもコストが。

町を広範囲で映すにはそれだけセットや人を作り込むでしょうから、

あのシーンめちゃくちゃ豪華です!

お見事な仕掛け

「スパイの妻」というだけあって、サスペンス要素の強い映画。中盤に「やられた!」と思うシーンがあります。

聡子はある仕掛けによって命拾いするのですが、その仕掛けがなんとも憎い!おしゃれすぎる!もう、ホントに「お見事!」と叫びたくなるような伏線が張ってあるので、ぜひ体感してほしいですね。

これ以上言うとばれるので言いません♪

蒼井優さんのレトロな服装がみられて眼福

キャスティングが蒼井優さんなのはよくわかる気がします。

当時の裕福な家の女性が着る服がとにかく上品で可愛く、蒼井さんによく似合っています。ワンピースも着物もハイカラ。

見ているだけで気持ちが上がります。

旦那さんへの一途な愛と、ロマンチックな装い、そして神戸のレトロな町並み。

最高であります。

この秋見るならスパイの妻です。間違いないです。

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