国民年金は損か得か。○歳○カ月まで生きたら回収できる。が・・・(1)

お金

毎月国民年金を紙で納めていた頃。

黄色と肌色とも何とも言えないあの国民年金の納付書を見るたびに

国民年金保険料って高くない?
てか払っても今の若い世代には還元されないみたいな話聞くけど?

という問いが頭をかすめていきました。

そこで、今回は国民年金保険を払うのは損か得か調べてみました。


(まあ、強制加入なので払わない選択肢はないんですけどね。。最悪は差し押さえとかあるし。)

払い込んだ国民年金保険料は何歳で回収できるのか?

現在の保険料と年金額をもとに計算してみました。

日本年金機構HPによると、

国民年金保険料:月額16540円(令和2年度)

国民年金額:78万1692円(令和2年度)

仮に40年間、国民年金保険料を満額収めたとすると
払い込み合計金額は

16540円×12カ月×40年=793万9200円

これを国民年金額で割ると

793万9200円÷78万1692円=10.156..


つまり


国民年金を40年満額納めれば10年2カ月で払い込んだお金を回収できることになります。


65歳から年金を受給すれば75歳で全額回収できます。

その年齢まで生きるのかどうかというと

では75歳まで生きるのかどうかというと、

厚生労働省 令和元年簡易生命表の概況 によると
男性の平均寿命:81.41 女性の平均寿命:87.45


ということなので大体の人が
年金保険料払った分だけの恩恵を受けることはできそうです。

例えば男性なら75歳から81歳までの6年間分は得するので

78万1692円×6=469万152円

これだけ上乗せして返ってくることになりますね!!


けっこう多くない?

まとめ

結論、国民年金の保険料は支払った方が得なようです。


しかし、これはあくまでも
現在の保険料で40年間満額を収め、かつ将来の年金額が変わらない場合です。

実は、毎年保険料は変更されており、徐々に上げられています。
そして、年金額は徐々に減らされています!

これが何を意味するかというと、支払い損になる可能性が高まるということです。


次回記事では、

ここ数十年の保険料と年金額の変遷を考慮した場合に
現在20歳の人が将来年金をいくらもらえるのか、払った分かえってくるのか、
それは何歳の時点かなどを考えていきます。


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