国民年金と厚生年金でどちらがちゃんとお金が戻ってくるのか
比べてみます。
そもそも
国民年金は所得に関係なく一律16540円。
厚生年金は所得に一律9.15%(18.3%を会社と折半)。
平均月収が30万円、40年納めきった場合で比べてみます。
国民年金保険
保険料 月額16540円
国民年金 年額780100円
国民保険料に対する国民年金の割合 47.16…倍
厚生年金保険
保険料 月額27450円
厚生年金 年額720000円+780100円(国民年金分)=150万円
厚生年金保険料に対する厚生年金の割合 54.64…倍
結果、厚生年金の方が払った分に対して
年金は多く返してくれるということがわかりました。
多くのサラリーマンにとってはやはり国民年金よりも厚生年金の方が
年金積立制度としては優れていると言えそうです。
しかし
一方で社長や経営する側からするとこの厚生年金は
大きな負担となります。
というのも、
社長が会社員たちの厚生年金の半分を持っているからです。
社長が持った全従業員の厚生年金保険料の半分は、
全額が国に持っていかれ、一円も返ってきません。
税金と同じです。
しかも社長が払うお金は会社員たちの仕事で産み出された
資金から出されるので、
間接的に会社員が払っているともいえます。
よって、先ほどの単純な比較で考えるのではなく
会社員が会社と折半で9%しか払っていないのではなく
仮に12%払っているとすると
厚生年金保険料に対する厚生年金の割合 41.66…倍
こうなると、国民年金よりも厚生年金の方が割りが悪いという
ことになります。
これはかなりきついですね。。。
実際のところ会社員は払いすぎだと考えられます。
まだ今はどれくらい会社員が実質の負担を強いられているのか
わからないので今後もう少し深掘りしてみようと思います。
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