こんにちは。主婦ブロガーつみきです。
森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」を読みました。
ここでは、
私、つみきが本のなかで特に気になった部分についてのまとめと、自分なりの解釈を記録しています。
森岡毅さんとは
元P&Gのブランドマネージャー(愛称はウエサマ)であり、USJの赤字経営を建て直した凄腕マーケッター。
本の概要
森岡さんが大学生の長女と進路について語ったときの話をもとにしたキャリア論です。
何になりたいか、どんな仕事したいか、どういきたいか、みたいなことに興味ある人はこの本おすすめです。
参考になったのは三章と四章です。それ以外は森岡さん特有の話だったのでキャリアの積みかたについて知りたい自分にはあんまり読んでも参考にはなりませんでした。
読み物としては面白かったですよ。
(例えば、いじめてきたP&Gの同僚にミドルネームだからとうそついて「ウエサマ」って呼ばせるくだり好きです。仕返しのしかたが微笑ましい。)
三章と四章について
ここではキャリアを考えるための発想方法と、主に面接を乗り切るための戦略がかかれています。
まずキャリアを考える上で理想の状態を考えます。
何になりたいか、ではなく
理想の状態
どんな状態のとき自分は幸福なのかということを元にして
自分の目指したいゴールを設定します。
例えば
森岡さんの中学生の息子さんの例だと、
息子さんは「子ども三人ほしいから、三人養えるだけの稼ぎが欲しくて、そのためには自分に向いてる稼ぎのいい仕事につく必要があって、そのためには就職に有利な大学にいく必要があり、そのためには勉強しないといけない。」
みたいな状態をイメージされてました。
中学生の頃から将来自分の子どもを育ててたい!と思っているのがすごいと思います。いいビッグダディになれるはず。
ちなみに私、つみきの場合は、、
家族は三人。パートナーが倒れてもやっていけるだけの稼ぎを担保しておきたい。自然の多い街に住んで、平日働いて土日は家族とのんびり過ごす。平日夜は家でごはんを食べたい。団体行動は苦手なので個人で仕事を受けられるようになりたい。かつ、まちの人とゆるく繋がってもいたい。そのために稼ぎ、月一回はまちの活動に参加する余裕がほしい。
うん、わがままだな。
理想に近づくための武器(=強み)を探す
では、その状態になるには
どんな力、強みが必要か?
探しかたは簡単。
①ポストイット50枚、ルーズリーフ3枚、ペンを用意。
②今まで生きてきて好きだった「○○すること」
を50個ポストイットに書き出す。
③それをT.C.Lの三種類の型に分けて、型ごとにわけてルーズリーフにはる。
↑T.C.Lはなにかというと自分の強みの型です。
T=思考型
(知的好奇心が満たされることが趣味になっている人。例えば議論したり、問題解いたり、分析したり、知ることが好き、等です。)
C=コミュニケーション型
(人脈づくりが趣味の人。SNSやライン、インスタなど盛んにやったり、社交イベントに参加するのを楽しむひと。旅行先や飲み屋などに詳しいことも多い。)
L=リーダー型
(達成感を味わうのが生き甲斐でストイックなひと。例えば趣味がジム通いやトライアスロンなどで、何かしら達成感を求めて凝ってしまう人。良い意味でお山の大将。)
自分が書いた50このポストイットを当てはまる型ごとに仕訳して、用意した三枚のルーズリーフにはっていきます。
すると、だいたいどれか一枚だけポストイットの密集地になるルーズリーフがあって、それが自分の強みです!
つみきの場合だと、T6割C3.8割L0.2割でした。
うーん、Tなぁ。上を見ればごまんといるが。。
これをヒントに強みを深堀りですね。
Tの人 周りと比べて思考力がそこそこあるなら興味ある領域を選べればほとんどの仕事が向いている。
Cの人 人と人を繋げることで価値を生む仕事やプレゼンが重要視されるような仕事が向いている、
Lの人 自分で考えて行動するので基本的に有能。管理職的な立場に早く進める環境の仕事が向いている。
だそうです。
あれ。
つみきは、一応Tだけれど思考力は周りよりも低め。平均ちょい下なんだよなぁ。
てことは、C?
いや、でもあまり上手に組織に馴染めないものでして。。
書くことは好きで今みたいに書いているけれど。
悩みは深まる深まる。
マイブランドをつくる
強みが見つかったら、今度はマイブランドをつくります。
マイブランドとは、
自分はどういう人間で、どういうメリットを組織に与えられる人間なのか分かりやすく説明するものです。
面接でつかえるやつです!
森岡さん曰く、
職場で市民権を得るために編み出した戦略だそうです。
ああ、市民権。(←頭によぎる過去たち)
内容は、自分が
どの領域で、誰に、何を、どのように与えることができるか。
を端的に示したものです。
なのんこっちゃなので、具体例を。
例えば、思考型で、まじめで努力できるのが強みの就活生がマイブランドを創る例。
行きたい企業(領域)の、
採用担当者や大学OBOG(誰)に
問題解決力がある人間だ(何を)と説明し、
大学での成績の良さやクロスワードが得意なことを根拠としてあげる。(何をの裏付け)
仕事は早く正確に行い粘り強く働く(どのように)とアピールする。
というものでした。
まず、何をの部分は先程の強みワークで掘り起こす。
で、それを裏付ける客観的事実である成績やクロスワードパズルを提示。
じゃ、その問題解決力をどう活かすかというと、
早く正確に仕事をこなすことで御社の役に立ちます~
となります。
ちなみに
領域の選択は、理想の状態を明確にすることで具体化できます。
どの業界、働き方がいいのか、何の力を身につけたいのかなどが、理想の状態からぼんやりと見えてくると思います。
そのあと業界地図や気になる企業の概要などを見てターゲットを絞ると良いでしょう。
つみきのマイブランドは、、、
ちなみに、つみきの
マイブランドは
(地域密着系のライター志望なので)←理想の状態がこれに近いため。
地方メディアや関西の出版業界で、
ライターの採用担当している人に
時間内にある程度の分量と完成度の記事をあげてくるライタースキルを示すポートフォリオや実績を
メールで送りつけるか面接で持っていってアピールする。
こんな感じです。
小学生の頃にこれ知りたかったなぁ。
マイブランド書いてみたものの、現在の自分とかけ離れていて
頑張らないと!と焦りました(^^;
ある程度のライタースキルを示すって、、そんなに実績無い💦
でも、行きたい方向が明確になるとやる気が起きます。
もっと昔からやりたいことの方向をこんな風に整理していたら無駄な時間過ごさずに勉強できてたのかな。。
小学生の頃の自分に教えてあげたい内容です。
進路、絶対変わってたな。
みなさんはどんなマイブランドですか?
大学生や就職面接を控えている人、
キャリアに悩んでいる人には有益な考え方なので、気になったら読んでみてください。
ここに書ききれていない、向いてる仕事とかマイブランドの作り方詳細とか戦略的なキャリアの積みかたとか詳しく載ってます。
それに、熱い語りに勇気もらえますよ!
以上、森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」を読んで。でした。
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